2023.11.12に開催した「第18回アグリファンフェスタ2023」は、4年ぶりの開催とは思えないほどの大盛況となりました。朝のうちは比較的暖かく、ミカン採り日和かと思われましたが、午後からは一転気温が下がって曇り空となり、終了間際に雨が降るといった天候となりました。なんとかイベントの終了まで雨雲は待ってくれたんだな、そんなふうに思える一日でした。

ご来場者は、推定ではありますが約1,000名の皆様に足を運んでいただきました。前回4年前の約1,200名よりも少なくなりましたが、コロナ禍により期間が空いたことと、今回始めてのお客様も多い中ではありますので、十分すぎる結果であると感じております。来ていただいた皆様、本当に感謝申し上げます。早和果樹園のファンづくり、また有田みかんのファンづくりを目指して、当初は20人程度からはじまったこの会も、18回目を迎え立派に成長できていること、スタッフ一同非常に嬉しく思っています。

メインコンテンツである「プロのみかん園での収穫体験」も、作り手冥利に尽きるほど、たくさんの「美味しい」を頂きました。特に今年は夏の猛暑とタイミングの良い降雨により、例年にないほどの高品質に仕上がっており、園地では参加者のたくさんの笑顔を見ることができました。また、お子さんも毎回たくさんご参加いただいており、将来へのみかんの食育にも繋げることができたかなと感じております。ご家族一緒に、美味しいみかんの収穫を楽しめるのが“アグリファンフェスタの強み“と思っております。この活動が、“持続できる産地づくり”に通ずると信じております。


みかん収穫以外でも、１日楽しんで頂くことがアグリファンフェスタと考えており、飲食やイベントを通じてたくさんの皆さまにご満足頂けたように感じます。運営については、社内の組織とは別に委員会制度を作り、スタッフがそれぞれ分担して3ヶ月かけて作り上げたものです。仕事と両立しながらの委員会運営は大変ではありましたが、また4年ぶりということで初めて参加するスタッフも非常に多い中ではありましたが、ここまでやり遂げてくれたスタッフにも心から感謝したいと思っております。とはいえ素人が手作りで進めているイベントですので、ご参加いただいた皆様には至らぬ点が多々あったかと思います。今後の糧にいたしますので引き続き応援いただければと思います。

本年も地域の皆様のご協力を得て会場の道路を使わせて頂きました。そのおかげで、お子様たちが走り回っても安全な状況を保つことができました。また、前回は駐車場不足でご迷惑をかけた反省から、今年は有田市観光協会様に依頼し、河川敷をお借りして臨時駐車場の確保に務めました。シャトルバスの運用は、アグリファンの歴史で初めてでした。会場より遠かったことで少しばかりご迷惑をお掛けしたようです。今年の内容をしっかりと省みて、来年に繋げたいと考えております。

最後に、多大なご協力頂いた、龍谷大学経営学部藤岡ゼミの皆様、和歌山大学サッカー部ＷＡプロジェクトの皆様、ご出店頂いたブースの皆様、関係業者様及び各省庁の皆様、地域の皆様、本当に感謝申し上げます。おかげさまで笑顔あふれるよい会を開催できました。

どうぞ来年も、有田みかんのお祭りに御参加ください。ありがとうございました。

株式会社早和果樹園 代表取締役社長　秋竹俊伸